冒険100連発。

通勤時間にチビチビプレイしてた『イース7』34時間ぐらいで難度ノーマルでクリア。さくさく進んで面白かった。
戦闘システムが簡単なんだけど短調にならないように配慮されてて、通常攻撃はあんまりSPは貯まらないけど連続攻撃が可能で、溜め攻撃だとSPが多く貯まるけど単発攻撃になって、そのSPを消費して通常攻撃より強いスキル攻撃が出せる、さらにスキル攻撃を当てるとエクストラゲージが貯まる、んでエクストラゲージが貯まれば超必殺技が撃てる。と、この流れが割と上手く回ってて、これだけしとけば安定するという攻撃が無いので退屈にならない。さらに各キャラクターには「斬」「打」「射」とそれぞれ属性があって、その敵が苦手とする属性で戦わないと全然ダメージが通らないので、まめにキャラクターチェンジをするようにバランスが取られてる。短調にならないようにゴリ押しにならないように、けど余計なストレスを感じさせないと非常に良いバランスになってた。
で、溜め攻撃やスキル攻撃や超必殺技は単純なゲームシステムとして採用してなくて、「この土地には竜の力があって〜」みたいな設定(あんまちゃんと覚えてないけど)を入れてる事で違和感なく世界設定とシステムが上手くリンクしてるのも良かった。この辺はさすが老舗のファルコムみたいな所なんかな。只ちょっと台詞が古臭い言い回しが多くて90年代ファンタジー臭がするイベントシーンは軽く眠くなったりしたけど。
それ以外はあんまり駄目な所は無く、音楽もファルコムらしいカッコいい曲が多いし、読み込みも早くキーレスポンスも良いので、あんまりけなす所がない良作。最強に突き抜けて素晴らしい!って感じじゃないんだけど、面白いのは間違いない。良いか悪いかは好みだけど、イベントシーンで驚いた時や焦った時にキャラクターにフキダシを出して「!」や汗マークが出る演出はスーファミRPGみたいでちょっとうーんな感じ。
後、クリア後のおまけとか隠しボスとかが全然無いのも良かった。クリア後のやり込み要素があるよかスパッと終わってくれた方がさっと次のゲームに移れるので。
昔の圧倒的なブランド力はもう無いけど、それでもちゃんと良作を作る力はあるのな。最近は『空の軌跡』と『イース』ばっかだけど。