コスチュームチェンジとかは無いのかな。

罪と罰』は良く出来た楽しいアクションシューティングなのは間違いない。間違いないんだけどどこかちょっと古い感じがする。操作性や演出が古い訳では当然無くてプレイすればするほど感じる「トレジャーのゲームやってる感」が古いと感じる正体だと思う。良くも悪くもトレジャーのゲームというのは『ガンスター』から根っこの部分が大きく変わっていないのな。じゃあトレジャーの根っこの部分って何だって話になって、動かして気持ちいいアクション、基本覚えゲー、後半になる程はね上がる難度、異常に細かい設定があるのにゲーム内では必要以上に語らない、救済処置があっても甘やかさない辺りだと思う。
で、これって昔のアーケードゲームの思想だよな。まず100円入れてもらう為に最初は気持ちよく遊ばして、長時間遊ばせない為に途中で難易度が跳ね上がり、それを克服する為に何度もプレイして覚えてもらって、それでも駄目な時は、金(コンティニューとボム)で解決させる救済処置で、プレイ時間を延長させるデモやストーリーに関わる部分は極力そぎ落とす。
基本コンシューマーのゲームを開発する事を主な仕事(アーケードゲームは『レディアンシルバーガン』『斑鳩』の2本しかないし)にしているのに、何故かアーケード的なゲームを作ってしまうのって、昔あったアーケード>>>>(超えられない壁)コンシューマーという図式を延々引きずってるって事なんかね。「リッチなコンテンツというのはアーケードゲームだ」みたいなのと、人の入れ替わりが基本的に無い会社だからってのが大きいのかな。
何でそんなどうでもいい事を書いたかってーと、そーいや『罪と罰』ってクリア特典でよくあるコスチュームチェンジって無いよなーと思ってけど無くても自然だよなーと思ったので。なのでアーケード的なゲームにコスチュームチェンジはいらねーよな。けどそれぐらいあっても良いと思うんだよなー。もしかしたらノーマルやハードでクリアすると何かあるのかな?…ありそうだなークリアできっかなー。後半になってくるとどう弾を避けていいのかわからんようになるんだよなぁ。
これからも開発者が想定しているような上級プレイヤーにはなれないんだけど、それでもトレジャーのトレジャー的なゲームは楽しいし大好きなので定期的にリリースして欲しい。買うから。『罪と罰』があんまり売れてないみたいなのでちょっと心配。うーんキャッチーな所が足りないんかなー。時期が悪かったかなー。けど『ベヨネッタ』とは全然別ゲーなんで比べるのはちょっと違うんだよなー。パッと見比べてしまうんだけど、プレイすれば比べれないタイプと分かるけど両方買うような酔狂な人って以外と少ないよなー。