全く期待してないのにやっぱり気になるアイツ的な、でももしかしたら…なんて期待もしつつ『シン・ゴジラ』観てきた。
いやー超面白かった。
本物で一度でも見てしまうとフィクションだろうと、もうそれを表現するしかないので、破壊の後のシーンには割りと胸に迫る物があって、もしそれとは違う画だと嘘臭く感じて興ざめしてたので、選択としては正しいけど観る人によってはまだちょっとしんどく感じるのかなぁなんて事も思いつつ、なんというか今だからこそ胸に迫る事が出来たのも事実なので、創作物はやっぱり時代と寝るのが一番良いのかな。
集団で物事を決めて実行していく退屈なプロセスを気持ちの良い演出で進行していくのは楽しかっただけに、今回の所謂『オキシジェン・デストロイヤー』に相当する物の製造工程の現場で働く人達や、クライマックスの最前線の現場の人間を1カットでもクローズアップして欲しかったってのはあるかなー。
後、ちゃんとこれで終わってるのが良いよね。続編ありそうな感じもしなくもないけど、あれはどっちかっていうと物語は続くよどこまでもみたいな感じだから続編って事じゃないと思う。
っていうかこれ庵野で続編やったら、今の新劇エヴァみたいになっちゃうと思うので、やんなくていいんじゃないかなー。
とりあえずシン・エヴァはもう作んなくて良いよってぐらには満足しました。いやー面白かった。
次は『シン・ウルトラマン』とかが良いな。
