パシフィック・リム雑感

パシフィック・リム』観た。色々思う所もあるけど兎に角面白かった。良い映画だったってのは変わらない。んで、その上で色々適当に思った事を羅列。

・二人(三人)で動かすシステムについては作中で1人だと危険だからという回答はあったけど、二人同時にエンヤコラとモビルトレースシステムを行うのはちょっと滑稽すぎた。特に歩いてる所とか。いやまあモビルトレースシステムならそうなんだけどね。あれもうちょい騎士とファティマのような関係には出来なかったのかと思ったけど、あのシステム戦隊モノの複数人で巨大ロボットを動かすってののオマージュなんかもね。

・追加武装とか局地戦装備とかあったらな。イェーガーは基本的に装備品が無いのがちょっと残念。海中用・空戦用装備とか、メガバズーカランチャー的な外部武装とかあればバリエーションが増えて楽しかったのにな。そんなのしてると時間足りないのと、単機・単独でいつ何時でも怪獣を殺せるのがイェーガーっす。って言われたらまあそうだよねーって所だけどね。この辺は続編に期待したい。

・空から落とされて何とかするシーンと「武器が無い!」「まだあるわ!」剣がシャキーンはガンダムのオマージュだよな。多分。っていうか殆ど何かしらのオマージュ満載だけど。

・怪獣を殺すのって別にイェーガーじゃなくても殺せる(多分いけるよな)のに、敢えて有視界戦闘の肉弾戦で殺す方法を選択したのはエラい。いや偉くないが。

・そういや主役機のジプシー・デンジャーはアメフトモチーフっぽいなーと思った。ガンダムマックスターだな。

パイロットの記憶が共有されるシステムって、人間ドラマ語るの面倒だから乗ったらまあ大体分かるようにしてまえって感じがするが、ナイス判断だと思った。俺らボンクラが見たいのは巨大ロボットと巨大怪獣が町中でケンカして町がぶっ壊れる所だしな。

・船で怪獣をぶん殴ったシーンは良かった。コンテナで殴る所はうーんな感じだけど、タンカーを片手で持ってぶん殴るのは良かった。デケーなコイツみたいな。

・戦闘のシチュエーションが夜とか海とか雨とか結構誤魔化しが利きやすい状況が多かったので、次は是非真昼間の市街地戦でお願いしたい。

・巨大ロボ対巨大怪獣って戦隊モノ以外ではやってないよな。アニメだとエヴァぐらいか。ゴジラメカゴジラだから正確には人型じゃないしな。あージェットジャガーがいたな。

・イェーガーがダサいのはしょうがないけど、あれがじゃあMHやGTMだったらどうかと考えると・・・いや良いんじゃないかな。性能そのままなら一瞬で終わるけどな。

・怪獣全般、色が単色でシルエットは違うのにぱっと見判断付きにくいのが勿体無い感じ。もっとアホみたいな色使いで良かったんじゃないかな。

・吹き替え版を見たけど、玄田哲章が怒りまくってて最高だった。こおいう低い声で偉そうに怒鳴ってカッコイイのはもうこの人ぐらいしか残ってないんじゃないかな。ラオウもサタンも旅立ったし…

・構成する要素は全部日本にあるのに、これを日本で作れないのは金だけの問題じゃなくて、日本人だとこれ作ったってゲテモノにしかなんねーよなーという理性が働くからじゃないだろうか。というかド定番すぎてもうド定番じゃなくなったからこその今なんだろうか。なんか全然関係ないが『ドラゴンズクラウン』みたいだな。

面白かった。もっかい観るか、BD買うかぐらいには気に入った。